貿易実務を一から勉強

必要に迫られて、学習記録を残します。

航空貨物運賃の算出方法

基本的な考え方だけ押さえておこう!
①容積料金(Volume Charge)
貨物の容積に基づいて算出される輸送料金のこと。6000立方センチメートル=1キログラム、166立方インチ(in3)を1ポンド(lb)として、容積を重量に換算する。
②重量料金(Weight Charge)
貨物の重量に基づいて算出される輸送料金のこと。通常、重量段階ごとに、何種類かの運賃があり、重量が重くなるほど1kgあたりの運賃が安くなる。
③従価料金(Valuation Charge)
荷主が航空会社に対して申告した商品価格に応じて課せられる輸送料金のこと。申告が1kgあたり20ドルを超えると、その超過した部分に対して一定の比率で計算される。
④最低料金(Minimum Charge)
貨物の重量が少なく、賃率に重量を掛けて得た運賃が一定額に満たない場合、その一定額を最低料金とした運賃のこと。
①と②の関係は、実重量が容積を上回れば、実重量をもとに運賃を計算。容積が実重量を上回れば、容積をもとに計算する。
上記の他にも、品目によって賃率が違うこともあるが、煩雑になるので割愛する。